廃品回収

少し前の話になりますが、4/20の事です。
その日は堺市の廃品回収の日でした。アルミ缶やガラス瓶を市の回収車が取りに来るのです。

当日の朝、義父がアルミ缶をゴミ袋に入れて出しました。すると、10分もしないうちに、軽のワゴン車が家の前に止まり、スッとアルミ缶を持って行きました。
！(◎_◎;)

義父はそれを見つけて「あんなんは、ドロボウや。許されへん。」とおかんむりです。まあ、お父さんのいう事も当然です。家の前に放置している(置いてる)のは事実ですが、所有権を放置している訳ではありませんし、市に回収してもらって、少しでも市に(というか公共に)貢献したいという思いで、きちんと分別している、その思いが踏み躙られているのですから。

ただ、私はこの廃品を持っていく行為にはあまり嫌悪感はなかったのです。以前住んでいた所でも、この廃品を持っていく行為は時々見かけました。でも、年老いた日雇い労働者らしき人が古ぼけた自転車にアルミ缶をいっぱい載せて一生懸命自転車を漕いでいる姿を見ると、「あのアルミ缶、全部でいくらになるんやろ。頑張ってな。」って思いでいっぱいになってました。少しでも彼の生活の足しになるのであれば、それもまた良し、と考えてました。

ところが、今日廃品を持っていったのはこぎれいな服を着て、綺麗に洗車された新しいワゴン車からおりてきた人でした。ワゴン車は私の車とは比較にならないほど綺麗に洗車されてました。
(-｡-;

もちろん、人を見た目で判断するのは良くないのは充分にわかっています。ただ、そんな綺麗な車に乗るほど余裕のある人(洗車にかける手間とお金を持っている人)に持って行かれるぐらいなら、市にきちんと回収してもらって、より恵まれない人に少しでも市の予算を回してもらえれば、と考えてしまいます。
見た目とは裏腹に個人的に非常に大変な事情を抱えているのかもしれませんが、その姿を見てしまうと、廃品を勝手に持っていってしまう行為は許せない行為だとおもいました。
(´･_･`)

見た目で判断するのは良くない事であるという事も合わせて考えると、年老いた日雇い労働者らしき人が自転車で回収して行く事もやはり許せない行為なのでしょう。

そう言う事を考えながら家を出ると、まさに年老いた日雇い労働者風の人が近所の家の前でトロトロとアルミ缶だけを選り分けながら、持って行こうとしていました。
(´･_･`)

なんか、複雑な気持ちになりました。
あなたはどう思いますか？