2012/01/11

映画:マネーボール

iphone の写真を整理していたら、こんな映画の写真も出てきました。

確か、公開初日の11/11に見に行ったんです。この映画。
ブラッド・ピット主演だし、野球の話ですし、なんか面白そうでしたので。

この映画は米メジャーリーグの球団であるオークランド・アスレチックスのゼネラルマネージャー(GM)、ビリー・ビーンの物語です。
誰それ?って感じですが、当時貧乏球団のアスレチックスをアメリカン・リーグ記録である20連勝させた男として有名なようです。

当時は読売巨人軍の清武GMの話で盛り上がっていましたので、そもそもGMって何をする人なのというのがこの映画を見てよくわかりました。

この映画は野球のことがわからなくても楽しめますが、わかる方がもっと楽しめると思います。
セイバーメトリクスという理論に従って、野球を統計学的見地から分析し、選手の評価や戦略を考える手法が映画の中心の話です。
この手法により、当時の旧来の手法にこだわるスカウトや監督と衝突しながら、低予算でアメリカン・リーグ記録を達成していくのがストーリーなので、そのデータ分析のシーンとかに出塁率、四球、奪三振、与四球、被本塁打、盗塁、犠打とかの言葉がでてきます。ですから、野球をまったく知らないとちょっと言ってる話が良くわかりません。
まあ、データ分析をして方針を言ってるんだな、と程度の事はわかりますが。。。

映画の中でトレードを駆使しながら、チーム編成をしていくシーンもあります。このシーンがお金で選手を売買しているように感じてしまうほど、強烈な印象でした。アメリカ人には普通の感覚なんだろうか。

なんか、批判的な書き方ですが、映画そのものは本当に面白かったです。今まで見た野球の映画のように選手や監督に視点を当てているのではなく、GMに視点を当てているので、まったく新鮮でした。

この映画を見て一番面白いなと思ったのが、監督がGMが考えたように選手起用をしないシーンです。そのために結局ビリー・ビーンは監督が起用したがる選手をトレードで放出してしまいました。
アメリカというお国柄を強く感じたシーンでした。それぞれがそれぞれの仕事内容に責任と権限があり、その権限にはGMと言えども口出しできないというのが、とても印象的でした。

清武GMもナベツネさんから責任と権限を与えてもらっているつもりだったんでしょうね。日本では契約の際に、きちっと責任と権限を決めてるわけではないと思うので、難しいと思いますが。。。

昔見た野球映画「メジャーリーグ」 のような派手さ・面白さではないですが、2時間以上の長さを感じることなく、最後まで引き込まれてみてしまいました。おススメです。

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